NYC株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:中塚庸仁、以下「NYC」)は、2023年10月6日付で、精密板金加工を手掛ける有限会社渡辺工業(本社:茨城県筑西市、代表取締役:渡邉研一、以下「渡辺工業」)の全株式を取得し、投資を実行しましたのでお知らせいたします。NYCは、優れた技術やビジネスモデルを持つ中小企業専門の投資会社であり、本件で5社目の投資先となります。
(写真左より)NYC シニアアソシエイト 梅本弘祐 代表取締役副社長 尾上侑己 代表取締役社長 中塚 庸仁 渡辺工業 代表取締役 渡邉研一 渡邊弘子
渡辺工業は業歴48年の茨城県で精密板金加工を行う会社です。優れた溶接技術を有しており、高い品質水準と迅速な納品を評価され、大手照明器具メーカー、産業機械メーカーなど幅広い業界からの信頼を得ており、外装品から精度部品、気密部品まで、多様な要求に応える製品を提供しています。しかしながら、現社長を含む経営陣の高齢化を背景に、今後の発展・事業継続のためには次期経営体制の構築が不可欠と考え、NYCによる事業承継を決断されました。
NYCは、優れた技術やビジネスモデルを持つ優良企業であるにもかかわらず、規模感の観点から引き受け手がおらず事業承継ができない中小企業を対象に投資を行う投資会社です。NYCはファンドではなく、自己資金で投資を行うため、投資家の意向やリターンの分配に縛られず、自由度の高い支援が行えます。投資先企業の意向を反映した支援計画を提案し、よりよい形での事業承継を目指しています。
今後、NYCは渡辺工業の更なる企業価値向上のため、次期経営体制の構築や人事面の強化等、様々な経営支援を行ってまいります。
また、今回の株式取得では、NYCの既存投資先である、ケミカルプリント株式会社(本社:東京都青梅市、以下「ケミカルプリント」)と渡辺工業との事業シナジーの創出を企図しております。ケミカルプリントは、極小・微細・極薄に対応可能な高度なエッチング技術を保有する金属加工会社であり、NYCの4社目の投資先です。共同仕入・営業、取引先の相互紹介等を通じた両社の相乗効果を見込んでおります。
NYCは2022年の事業開始以降、既に4社への投資を実行しており、本件が5社目の投資先となります。
【投資先紹介(一部)】
【渡辺工業会社概要】
会社名 :有限会社渡辺工業
代表者 :渡邉研一
所在地 :茨城県筑西市井上1162-1
事業内容:精密板金加工業
設立 :1975年9月